オライリー・ジャパンが出している、Make:PROJECTSの本「RaspberryPiをはじめよう」と「Arduinoをはじめよう」が良い本でした。
家で、電子工作遊びしたい人にはオススメ。
ちなみにRaspberryPiとArduinoはどちらもDIYプラットフォームです。
一番大きな違いは以下の通り
- RaspberryPi:OSが乗っている
- Arduino:OSが乗っていない
Arduinoの方がOSが乗っていないし、出来ることが少ない分安い、とも言えます。
※そもそも目的が違うものなので、同列で比較するのも違うんですけどね
詳しくはこちらのサイトが分かりやすいです。
Raspberry PiとArduinoの違い | Make.
Arduinoをはじめよう
Arduinoは2つの要素で成り立ちます。
- Arduinoボード(HW)
- Arduino IDE(SW)
※IDEとは統合開発環境の略です。
Arduino(HW)とパソコンをつないで、IDEで色々と操作をするイメージ。
この世界での「HelloWorld」は、LEDGERの点灯です。
HWにLEDを刺します。そのHWにパソコンを繋いで、IDE(SW)から命令を出します。
Arduinoは普通のコンピュータと違って、同時に複数のプログラムを実行したり、実行中の処理を止めることが出来ません。
業務系で組込をやったことない人にはイメージがつかないかも知れませんね、イメージ的にはずっとMain関数(エントリポイント)から、Whileループで処理が続く感じ。
とかいう感じの初歩の初歩から分かるので、初心者にオススメです。というか、ほんのタイトルからして「はじめよう」ですからね。
電子工作の分野って何かやりたいことがあれば、そこに向かって最短距離で学んでいくのが一番効率良いです。
ただ、そういうものがなく、電子工作ってなにそれ?面白そう、くらいの人にはこういった本を読んで、何が出来るのかをなんとなく知ることに価値があると思います。
Raspberry Piをはじめよう
さて、ArduinoとRaspberry、どちらかというとRaspberryPiからの方が始めやすい人が多いと思います。というのも、結局これはOSが入ったパソコンだからです。
※ただしWindowsではないので、ちょっと感じは違いますよ
RaspberryPiは、普通のパソコンとしても、プログラミングの学習としても使えます。
しかし一番楽しい使い方は自作のプロジェクトのプラットフォームとして使うことでしょう。RaspberryPiを司令塔として、家電やLEDをコントロールするような。
そんなRaspberryPiの基本的な使い方を知るためにはおすすめの本です。
ただLinuxとかコマンドラインとかに「抵抗感がない」人じゃないと厳しいかも。。。
まとめ:2冊とも面白いのでオススメ
私はとりあえずこの2冊でRaspberryPiと、Arduinoを連携させて、センサーもつないで、LEDカチカチしたりして遊びました。
ちゃんと読めば分かるのですが、マイコンボードとか、電気回路とかの知識がまったくないと厳しいかもしれません。
物理的なミスというのは、ソフトウェア上jのバグよりも、気づくのが難しいです。
※最初は経験者に教えてもらったほうが楽かも?
あと、初心者はRaspberryPiとArduinoは単体で買うのは絶対にやめておきましょう。
スターターセットみたいなもので買っておいたほうが良いです。
これやりたいけど、できない、となって行き詰まる可能性が高いですので…。
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