エンジニアステップ

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「メイカーズ進化論 本当の勝者はIoTで決まる」の感想

「メイカーズ進化論 本当の勝者はIoTで決まる」という本があります。IoTエンジニアを一時期考えていた時期に読みました。

「ものづくり」の未来について知りたい方にはおすすめ。気軽に読めて良い本ですよ。

 

著者のメイカーズの定義

  • 前提は新しいチャレンジをするスタートアップで、ものづくりのスタイルが従来と異なる
  • 製品にするスピードが早い
  • ディスプレイの外側にあるあらゆる物を持ち込むこと
  • 新しい人間とモノとの関係性を再発明する

 

ちなみにメイカーズという言葉は、アメリカのクリス・アンダーソンが出版した「MAKERS」という本がきっかけらしいです。

 

IoT=モノのインターネットは誤訳である

IoT=モノのインターネットは誤訳であると著者は言います。

ポイントはこの3点

  • IoTで重要なのは、モノにインターネットが入ることではない
  • Thingsは「モノ」だけでなく「コト」も含む言葉
  • 「モノ」が「モノゴト化」していく(サービス化する)

 

現在のモノづくりにおける変化は3段階

現在のモノづくりにおける変化は3段階

あります。

  1. モノが売れる
  2. モノが作れる
  3. モノゴトで稼ぐ

 

モノを売る

「クラウドファンディング」という手法が使えるようになりました。キックスターター、キャンプファイヤーなどが有名です。

モノは「非言語」であるため、グローバルで売れるというのもポイントです。

 

モノを作る

現代の家電製品は次の6種類の構成要素で出来ています

  1. プリント基板
  2. 電子部品
  3. 組み込みソフトウェア
  4. 外装部品
  5. 説明書、付属品
  6. 箱類

 

物を簡単に作れるのは、汎用的なプロトコル、モジュール、汎用IC(SoC)の存在が大きいです。

 

モノゴトで稼ぐ

現代は、「動作」するデバイスがポイントになっています。

  • 動作:無意識で自然。インプットはセンシングで自動
  • 操作:意識的で目的がある。インプットはユーザによる手動

 

その動作するデバイスは、データをたくさん集めて、クラウドに貯めます。

その集まったデータを使うことで、大企業はモノゴトで稼ぐことが出来るようになります。

 

面白かった製品など

面白い製品が沢山紹介されていました。

 

史上、最もクールなクーラーボックス「Coolest Cooler」。

バッテリー内蔵、フタの上部に氷を砕く強力なブレンダー。スピーカーや、スマホの充電機能もついています。 食器やナイフの収納スペースもついています。

 

 PSYCHO-PASSに登場する「DOMINATOR」です。

変形し、自ら喋る特殊な拳銃です。

カメラ、無線LAN、スマホ連携、犯罪係数の測定などができます

グリップを握る、特定の人に向けるといった操作に応じて、実際にアニメを担当した声優のキャラクターボイスが流れます。

※ちなみに100種類以上のCVをこのためだけに録音したそうです

 

 

ノーニューフォークスタジオの「オルフェ」という光る靴。

靴にモーションセンサーと100個以上のフルカラーLEDのを内蔵しています。スマホやタブレットのアプリからLEDの光をコントロール出来ます。

 

 

 

そんな感じで、IoT製品とかたくさん知れたのが面白かったです。

あと、著者のインタビュー記事もありました。

QREATORS | 「メイカーズ進化論 本当の勝者はIoTで決まる」から見る、モノづくりの夜明け

実際の製造設備を備えた「DMM.make AKIBA」を創設したのはそういった経緯からです。「モノづくりの民主化」ということも叫ばれていますが、僕はいつもマハトマ・ガンジーの「世界を真に豊かにするのは、大量生産ではなく民衆による生産である」というメッセージに行き着きます。
長いこと解決されてこなかった「モノづくりの民主化」への僕なりのアプローチが、アイデアと製造設備を共有できる開発拠点の設立になりました。

小笠原 「IoT」とは、もともとシスコが使い出した営業用の単語です。簡単に説明すると、身の回りのあらゆるモノゴトをインターネットに接続し情報を伝達し合うことで新しい価値を生むという意味があります。

 

以上、「メイカーズ進化論 本当の勝者はIoTで決まる」の感想でした。